MONSTAR

おとぎ話を捨てて ぜんぶ 今ここで つくってしまおう

「丈くん意外と僕のこと好きやから」


はわりと核心をついた言葉だと思ったお話。




昨日丈くんと大橋くんのインタビューが福岡のラジオで流れました。
W主演で、2人で稽古をしていくなかで、『今まで知らなくて知った部分も増えてくるんじゃない?』と聞かれたあとのやりとり。

大橋「そうなんですよ~僕のホテルに来るんですよ丈くんが。練習しに。」
『ちょっと待って今の大橋くんの言い方やと、超嫌がってない?』
大橋「あっはっは、嫌がってま~す」
『嫌がってんのか(笑)それは来て何をするの?』
丈「あのねえ、今の言い方的にいくと、語弊がいっぱいあるんですよ」
大橋「なんでや」
『それはね、訂正していこ』
丈「あ~だからあの、まあ、あの、部屋に行って、練習しよってことを言いたいんですけど」
『なるほど、ストイックな』
大橋「いや、聞いてください、違うんですよ」
『違うみたいよ?』
大橋「急に、寝だすんすよ、僕の部屋で」
『全然稽古してないじゃん』
大橋「帰りたくな~い言うて」
『甘えちゃってんじゃん』
丈「次の質問いきましょ、次の質問いきましょ」

丈橋って思っていたよりもずっと深い。楽しい。面白すぎて夢かと思う。


丈くんと大橋くんの2人がW主演の舞台が決まって、丈くんは大橋くんのことを「ベストパートナー」だと言った。それを読んで、大橋くんのことを「ベストパートナー」と称したことにときめいたのは間違いないけど、正直どういうところをもって「ベストパートナー」だと思っていたのかはピンとこなかった。1人で主演だったとしても責任感とかプレッシャーが大きくてすごいことだと思ったのに、言い方は悪いけど銀二貫のときあれだけ心配されていた大橋くんと2人なんて丈くんの心労が計り知れないのでは、とかいう失礼なこと思っていました。そのときから丈橋という関係性には興味があったから、2人で舞台をやることに対して嬉しいとか楽しみって感情もたくさんあったけど、それとこれとは別の話で。とにかくそういう気持ちがあった。


真面目で、気遣いやさんで、自分よりも周りのことを優先してしまう(ように私は見える)人だから、ホームを離れた東京で、主演で、ミュージカルは初めてで、選ばれたからには頑張らないとって意識もあって、いろんなものでがんじがらめになって折れてしまわないかな、抱え込みすぎないかなって勝手に心配してた。そのしんどさだって、きっと全部丈くんの糧になるとしても、それを1人だけで耐える期間にならないかなって思っていた。私は寝盗られのときの丈くんを知らないから、そのときすでにこういう感情は経験済みなのかもしれないけど、それでも、外部舞台初めての「主演」って大きいんじゃないかと思う。


ドッグファイトのとき、末澤くんには先輩の屋良くんや文一くん、そして連絡をくれるリチャや丈くんがいて、いろんな支えがあった。丈くんにはそれがあるのかな、あったとして素直にそれに寄りかかれるのかなって、そこが1番心配だった。本当に、お前は誰目線で何様なんだよって感じなんだけど。今思うと全然丈くんのことを信用してなかったね。1人で抱え込んでしまいそうな人っていうイメージがどうしても強かった。

まあだからどうしてほしいということはなくて、「上手に人に頼りなね」とか「肩の力抜いてもいいんだよ」なんて思うつもりもなくて、ただ、そういう状況を丈くんはどう進んでいくんだろうって思っていた。


だけどそんな私の気持ちは杞憂に終わり、意識的にしろ無意識にしろ、丈くんはちゃんと力の抜ける場所を見つけていたし、その場所はちゃんと大橋くんだった。これまた死ぬほど上から目線だけど、安心した。いやもう本当に、嬉しいというよく分からない気持ちになった。よかった。


ホテルの部屋が1人1室なことがさすが主演という感じで嬉しかったという話はさておき、大橋くんが丈くんの部屋に行くんじゃなくて、丈くんが大橋くんの部屋に行くんですよ。これってわりとすごいことだと思いませんか?だって大橋くんの部屋に丈くんが自分から行くんですよ?稽古が終わってわざわざ会いに。「練習しよう」って名目で、実際本当に練習するつもりなんだろうし、それだけこの舞台に真摯に取り組んでいる姿は本当にかっこいいんだけど、部屋に行って、「帰りたくない~」と言って最終的にはその部屋で寝てしまう丈くん。そこが気持ちを緩められる空間なんだろうな。それが大橋くんのところ。


そのエピソードをまあ楽しそうに大橋くんが話すのもたまらないし、それを隣で、きっとよく見せる照れたときのくしゃっと笑う顔で聞いているのかと思うと、丈橋って本当に関係性が面白くて仕方がない。みんなに音声聞いてほしい。最後恥ずかしくなって「次の質問いきましょ」って2回も小っちゃい声で言う丈くんかわいい。



大橋くんの笑い声ってほんとうに純度100%に楽しそうで癒される。邪気がない。いい意味でなにも考えずに、思った通りに自分を出していそうで、近くにいると救われる気がする。そんな大橋くんと、なんでもないように、素を見せるように自然に楽しそうに話す丈くん。クリパのリューンの宣伝のときは、大橋くんがちゃんと言えるか心配しかしていなかったし、見守るように保護者のような顔をしていたけど、昨日のラジオは普通に仲のいい人たちの普通の会話だった。ように聞こえた。そういう空気感を作れる仲にある丈橋。いいなーーと思った。そういう人が丈くんの隣にいることにも、その人に心を緩められている丈くんにも、すごく満たされた気持ちになった。


それに加えて、見どころは「2人で歌いあげる曲」だと言った丈くんにもなかなかにぐっときた。丈くん1人の見せ場だってきっとあって、丈くんと大橋くんとそれぞれがそれぞれの役どころでの話をしたってよかっただろうに、丈くんは2人で歌うシーンを挙げた。ついでに言うと大橋くんはこの前の雑誌で、丈くんと2人でやりたいこととして「2人で歌を歌いたい」と言っていたんですよね。大橋くんの夢が早々に叶ったのも嬉しい。いやクリパでそもそも2人で1曲やったけど、それはまあ置いといて。

こうやって書くと重くて深読みする厨に見えそうであれだけど、特にいろいろ思っているわけではなくて、ただ、2人で座長として頑張っているんだなあと思った次第でした。



今までずっとあたりが強いところを見せて「これが丈橋」みたいにしてきていたけど、ふとしたときに丈くんが大橋くんに対して普通に、柔らかく、ツンデレで言うなら「デレ」みたいな部分を見せても大橋くんの態度が何も変わらないのって、結局普段の丈くんがあんな感じだからなんだろうなと思うわけで。どんな丈くんに対しても変わらずフラットに接する大橋くんってすごいと思うし、それがまた面白い。丈橋ってほんとよくできてる。いろんなところが正反対な2人だと思っているけど、うまいこと2人って合うんだなって。


やっぱり、丈くんは意外とでもなんでもなく、大橋くんのことが好きなんだと思った。




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以下、余談としてそのほかのラジオの感想。

・喋るときには、最初にちゃんと自分の名前を言う丈くんに好きが募りました。すきつの。声だけだとどっちが話しているのか分からないもんね。賢い。


・ネタ作りの話を聞かれて、いつも「芸人兼ジャニーズ」と自己紹介をするくらいお笑いはアピールポイントだと思っているにも関わらずすごく謙虚なところも好きだった。あくまで芸人ではないというスタンスが根底にはきちんとあって、「我流」だと言うし、「形から入っている」と言うし、「芸人さんに“芸人さん”って言われるのがすごい僕は嬉しい」と言う。そしてネタ作りのくだりが面白くてもう褒めるところと好きになるところしかなくて困った。形から入ってファミレスでパソコン使ってネタ作るし、ドリンクバーは単品で頼むと高いからセットにするし、普段何か面白いことがあれば携帯のメモ機能に書いておいてネタ作りの時はそこから形を作っていく丈くん。流れが完璧すぎる。


・主演舞台が決まったと知ったときの感想。
「びっくりの一言ですよね。まず、普段よく“出演”っていうのをよく見るんで、僕ら。“出”と“主”がもうわかんなくなって。きっとマネージャーの間違いやと、打ち間違いやと思って。」というコメント。
言葉選びが天才。大橋くんの「そうやねぇ~」「言ってたね」って相槌も好き。バスでそのメールを見て、嬉しくて思わず丈くんのほうを向いてしまった大橋くんに対して、丈くんはまだみんなに言ってないから喜びを抑えろって男らしい顔をしていたと言っていたけれど、そのあとちゃんと2人で嬉しいって話ができたんだね。


・博多弁も覚えないと、って言われて「難しいとーとー」って言う丈くんめっかわ。イントネーションも使い方も何も合ってなかったけど。「とっとーと」も上手に言えなかった丈くんを思い出した。


・そして舞台への意気込みを「関西ジュニアとしても、関西ジュニアってすごいんやねって思われるように頑張るので」と締めくくったところ。自分1人だけではなくて、関西を背負って爪痕残そうとする姿勢。自分の頑張りが他の仲間にも影響するということへの自覚。目から鱗がぼろぼろ落ちた。

この舞台が決まったとき、私は丈くんのことしか考えなかった。丈くんの前にはいろんな人がいる現状で、それでも丈くんが掴んだ舞台の主演という仕事。丈くんが選ばれたことが本当に嬉しかったし、大橋くんとW主演ということにわくわくしたし、これが丈くんの契機になればいいと思ったし、この経験を経て丈くんがどうなるのか楽しみだと思った。東の人たちが舞台の主演に選ばれることが増えてきたなかで、関西にも同じような仕事がきたときに抜擢された丈くんのこと、本当にかっこいいと思った。それ以上でも以下でもなかった。

まあそんなもんでしょって言われたらそんなもんだと思うし、変に偏ったことをしたとも思っていないけど、丈くんは全然、もっと上からものごと見てたんだなってハッとした。そこまでの重さを背負ってほしいかどうかは別として、すごい覚悟だと思った。
そんな考え方のできる丈くんは、あほみたいにかっこいいし頼もしいし大好きになった。


・というコメントの後、インタビューの締めくくりで「じゃ~に~」と言われて「知ってくれてる~!」と小さく呟いた丈くんが最後の最後でめちゃくちゃに可愛かった。



来週も楽しみにしています。