MONSTAR

おとぎ話を捨てて ぜんぶ 今ここで つくってしまおう

素敵な夢をかなえておくれ

なにわ男子の最年長
丈くんは「なにわ男子」の「最年長」。
再び主演を務めた「リューン~風の魔法と滅びの剣~」の時期のインタビューで丈くんは、

「今回は僕らの名前の後ろにある”なにわ男子”の表記がほんまに嬉しい」

と話していた。初演のときとは環境が変わり、今の丈くんには「なにわ男子」という場所がある。看板がある。そんな気持ちを話していた丈くんと大橋くんのW主演舞台「リューン」は本当に素晴らしかった。大好きだった。今年は東京スカイツリーを見て「綺麗なんですよ!」と話していたことが嬉しかったよ。

そんな23歳の丈くんは、いろんなかっこいい姿を見せてきた。ジャニーズ初の「バーチャルジャニーズ」として海堂飛鳥くんを生きたり、「リューン~風の魔法と滅びの剣~」では大橋くんと再び主演を務めたり、大好きな野球に関するロケや番組に出たり、京セラドームでは3グループ合同のMCを回したり。かっこよくて頼もしい最年長だった。たくさんの大きな仕事に対して、「喜びが不安に勝つ」と話すようになったところもかっこいい人だと思った。
だけど丈くんは、かわいい最年長でもある。丈くんのかわいさをぎゅっとしたような「海堂飛鳥くん」を生きることで、この1年は丈くんの「かわいい」が特に広まった年だったと思う。それだけの穏やかさや柔らかさ、隙のようなものを見せられるようになったのかなあ、とも思う。そんなところも含めて丈くんはとってもかわいい。

「丈くんが最年長でよかった」「最年長やってるなって思う」と言ってくれる仲間もいた。
かっこよくて、かわいくて、愛おしくて仕方のない、我らがなにわ男子の最年長 藤原丈一郎くん。



トークも笑いも最高潮
長尾くんは「ボケた後は丈くんを見たらいい」「安心なんですよ」と言っていた。
「喋り」は丈くんの武器の1つだと思う。in大阪では河合くんとJr.にQの進行をしていた。バラエティー番組でも、丈くんはよく先陣を切って話している。なにわ男子の単独コンサートでは、西畑さんと2人で両端に立ってMCを進めていた。マイクはずっと口元にあった。そして京セラドームでの3グループ合同のMCだって、丈くんが回していた。その場所を丈くんは掴んだんだなと思った。また1つ新しい景色を見せてもらった。
私はなにわ男子のMCがすごく好きだ。そこでも丈くんは仕切る立ち位置にいて、話題を出して、いろんな人に話を振って、ずっと「頑張って」いたとは思う。だけど、ふっと柔らかくなる瞬間もたくさんあった。だんだんと気の置けない関係性になりつつあるのかなとも、立場や歴や力の差を良い意味で気にしなくなったのかなとも思う。なにわ男子としての土壌が出来上がっていく様子を見ているような気がして、楽しくておもしろかった。

「笑い」には現在進行形でも挑んでいる。即興劇「青木さん家の奥さん」。頭をめっちゃ使うから、いつも以上に眠れるくらい大変らしい。そんな環境で、お芝居を面白く成立させようと舞台に立つ丈くんは、追い詰められながらも楽しそうで、かわいくて、いろんな顔を見せて、知らない人のようにも見えた。「トーク」も「笑い」も、丈くんの中でどうなっていくのかなあと、次の現場までどきどきしていたりする。



みんなの頼れるリア恋兄さん
らじらーでは「国民的幼なじみ」としてのコーナーができた。日刊の自己紹介には「みんなの幼なじみ」と書くようになった。Jr.大賞で狙っている部門に「リア恋」を挙げた。メンバー紹介曲の歌詞にもこうして「リア恋兄さん」と書かれた。ファンだけではなくて、丈くん自身にもその周りの人にも、その認識が浸透したように思う。
それは配信を通じて、甘い言葉やキザにかっこつけることに丈くんが馴染んだことも大きいのではないかなと思う。去年の誕生日の記事に「丈くんは甘い言葉が得意ではなさそうだけど、そんな部分はこれから変わったりするのかな」と書いたけれど、ずっと変わった未来が待っていた。イメージとして「なにわ感担当」だけではなくなった。
全国ツアーの初日、「リア恋兄さん」と紹介されたあとの決め台詞で「お前のハートにホームラン」と言った丈くんが私はすごく好きだった。恋だった。担えるものが増えたなあと思った。



リハ着はユニフォームが1番
リハや稽古のとき、丈くんはよくオリックス・バファローズのユニフォームを着ている。今の舞台の稽古でも、ユニフォームをリハ着にしていたんじゃないかな。そんな気持ちも汲まれてなのか、劇中の台詞がオリックスに変わったりもした。
単純に好きなものを着ているだけではあるんだろうけど、あんまりにもよくユニフォーム姿でメディアに出るものだから、これが目に留まれば…なんて意図があったりするのかなと思っていたこともあった。そして実際にその効果はあった。これは22歳の終わりのことだけれど、全国ネットの番組のVTRでユニフォーム姿が映ったことは、丈くんの知名度が上がる1つの大きなきっかけだったと思う。そして、



野球を語れば止まらない
その止まらない野球への気持ちはいろいろなお仕事に繋がった。繋げた。オリックスの宮崎キャンプの取材、号泣甲子園のナレーション、スポーツ内閣への出演、CASTの京セラロケ。京セラドームで公演をした際には、オリックスのグッズのお店にコーナーが用意されていた。何とは書いていないけれど、「728」の数字に、丈くんの好きなT-岡田選手のユニフォーム。どう見ても丈くんに合わせて作られたコーナーだった。22歳最後の日を宮崎で過ごし、憧れのT-岡田選手からグローブをプレゼントしてもらってうれし泣きした丈くんは、その次の日からの23歳の1年間でいくつも野球に関わってきた。
丈くんが好きなことに関わっている姿を見ることも、それがまた次の仕事に繋がっていくことも、「ずっと好きだった野球が、仕事につながったのも嬉しかった」と丈くんが喜んでいたことも、全部嬉しかった。
今年こそは「始球式」の目標を達成させて、マウンドに立つ丈くんが見たい。あの日T-岡田選手に話していた、「デビューシングルの1枚目を渡すので、入場曲として流してほしい」という夢が実現する日だって早く見たい。



漫才作る手止まらない
去年の春松竹は、公演時間の半分近くがコントだった。40分以上の長丁場、20人以上の大人数が出演する大掛かりなコント。丈くんはその脚本をリチャと小島と一緒に考えたらしい。関西が新体制となって初の公演で、大きな役割を任されていた。すごかった。ずっと好きで見せ続けてきた「お笑い」がこうした部分にきっと繋がったわけで、これもまた丈くん自身が繋げて掴んだ役割だったと思う。立場としても、役割としても、丈くんにはこんなこともできるんだと嬉しかった。
そして今は、舞台で毎公演リチャと、ときには大橋くんと漫才をしている。それも即興で。漫才作る手を目の前で見せてもらっている。M-1出場への気持ちだってまだまだしっかりあるようだった。嬉しかった褒め言葉を聞かれて「ハイヒール・モモコさんからの『うちらにネタ書いてやって』。めっちゃ嬉しかった!」と答えるくらい、「笑い」や「漫才」は丈くんに根付いているものだと思う。今後はどんな場面で丈くんの笑いを見ることができるかな。なにわ男子でも、漫才をする日がまた来たりするのかな。



アイドルと芸人の二刀流

「最近の丈は、アイドルしてんなあって思いますね」

末澤くんは雑誌のインタビューでそう話していた。「ステージでは人が変わったかのようにキラキラして、カッコいいセリフとか言って」と続けていた。
丈くんは最高にアイドルだと思う。ずっとずっとアイドルを生きてきた人。アイドルであることを「天職」だと言い切った人だった。そんな丈くんは、かっこいいこと、かっこつけること、かわいいをやりきること、そうしたものとすごく仲良くなったように思う。「僕は寂しいです。丈くんが1年前に比べて、アイドルらしい撮影に慣れてきたことが…」なんて流星に言われたくらい、丈くんは変わったと思う。丈くんが憧れる人としてよく名前を挙げるようになった、中島健人さんのようなイメージに近づいていくようだった。

私にとっては、これまでも丈くんはずっと最高にアイドルで、だってあんなにキラキラした目をして客席を見上げて、上まで奥まで全部見えてるよーーって大きく手を振ってくれて、楽しそうな顔をして幸せな気持ちをくれる人を私は知らない。どんなに大きな会場になったって、丈くんは客席のことを「見て」いるし、客席の私たちは丈くんの前に「いる」。それはずっと前からそう。
だけどそういうことではなくて、うまく言葉を見つけられないけれど、やっぱり丈くんはこの1年ですごく「アイドルになった」と思う。日に日にきらきらしていく丈くんを見て、いつもわくわくした。これもまた全国ツアーの初日、最初の客席への煽りで「会いたかったかーーー?」「俺らのほうが会いたかった!!」と言った丈くんが大好きだった。最高にアイドルだと思った。

「二刀流」と言うように、丈くんは「笑い」だってずっと持っている。なんでもできる。そんな丈くんの強さを、いろんな顔を見せてもらい続けた1年だった。とっても幸せだったよ、ありがとう。




6star 藤原丈一郎
丈くん、24歳のお誕生日おめでとう。
「叶えられることしか言いません」と言い切ったうえで、「デビューしたい」「一生ついてきてください」と言葉にした23歳の丈くんは、どんな星にも負けないくらい眩しくてかっこよかった。

24歳。年男で厄年なこれからの1年。
これまでいろんな景色を見ていく中で、言葉にして教えてくれたいくつもの夢や目標を、丈くんが掴める1年になりますように。
そして24歳最後の日に、「この1年楽しかった!!!!!!!」と笑う顔を見れたら嬉しいな。
素敵な夢をかなえておくれ。