MONSTAR

おとぎ話を捨てて ぜんぶ 今ここで つくってしまおう

世界を楽しめ 君は主役


世界変えるのは丈くんだし、世界の主役は丈くんだと思った2018年春の話。




3月11日。丈くんと大橋くんが主演の舞台「リューン~風の魔法と滅びの剣~」の幕が閉じました。

こんなにも素敵で、大切で、特別な現場に出会えることってこの先そうないと思う。それくらいに素晴らしい時間だった。幸せな時間だった。だから終わってしまったことがすごくすごく寂しかった。丈くんも大橋くんも泣くことなく、いい意味でカラッとした空気で挨拶を終えたのに、それを見た私はと言えば胸がいっぱいで苦しくて泣きそうで、どうしてこんな気持ちなんだろうってしんどくて。そうしたら友人に「寂しいんじゃない?」と言われてその感情が腑に落ちたことを覚えている。私は寂しくて名残惜しくて引きずってたんだと。だって大好きだったから。リューンという作品が好きすぎた。その世界を生きる丈くんも。一緒にその世界で生きていた大橋くんやカンパニーの人たちも。それが全部、幕が下りて砂のように消えてしまうのが寂しかった。

でも最後に挨拶する丈くんの表情が本当にかっこよくて、頼もしくて、ああ、この人は大丈夫なんだなと思った。何がどう大丈夫なのかはよくわからないけど、とにかく、最高にかっこよくて安心した。丈くんも大橋くんも泣いてしまうのかなと少しどきどきしていたけど、そんなことはなくて、前向きなカーテンコールだった。カテコでみんなで「再演!」って言っちゃうカンパニー、愛しすぎない?「終わりたくない」の寂しがり方が、「じゃあ再演しよう」なの。みんなで前を向いている寂しがり方で、最後の最後にもっともっとリューンカンパニーのこと好きになった。丈くんの初主演で座長を務めたのが、そんな丈くんを支えてくれたのがこのリューンカンパニーで本当によかったなと思った。ほんとに温かい人たちだった。

そしてリューンが終わってしまってから、気が抜けてしまったのか充実感でいっぱいだからなのか、何を書いたらいいのか分からなくなってしまった。終わったら、リューンを通しての気持ちを何かに書いておこうと思っていたのに。この瞬間の気持ちを書き留めておかないときっと後悔する気がするのに、だけどもう、言葉はいらないなって気持ちになってしまった。リューンの初日と同じような、あの丈くんの充足感でいっぱいの顔を見たら、もう何も言うことはないなって。あの顔をかっこいいと思えたこと、頼もしいと思ったこと、それがすべてだと思った。
その表情は「君は主役」という言葉がぴったりで、丈くんはリューンにおいてはもちろん、それだけじゃなくて、これから丈くんが生きていく世界でもずっとずっと主役なんだと思った。最高にかっこよかった。

そんな気持ちを持って、3月24日夜の春松竹を見に行きました。



そこで見た藤原丈一郎くんは、とにかくもう、本当にかっこいい人だった。知らない人みたいにかっこよくて、誰これって何回も思った。それくらいかっこよかった。どうかしてた。
顔がなーーー顔が本当にかっこよかった。本当に、顔がいい。馬鹿の一つ覚えみたいにそれしか言えない。右に流した前髪も相まって顔がよく見えてかっこよかった。顔がいい以外の感想がない。どうしよう。


と言いつつ感想を書きます。
丈くんは本当に、「一皮剥けた」という言葉がぴったりだと思った。自信に満ち溢れた顔だった。こう、比喩でなくて本当に眩しいと思った。
SHOW&SHOWを歌うときの顔が最高に素敵で大好きだった。去年の春の「世界変えるのは俺たちなのさ」はどや顔で、自信というよりも希望とか未来とか、これから先を想起させるようなわくわくした顔だったけど、今回は自信とか頼もしさとかが見える顔に見えた。しっかり自分の足で立って、これから力強く自分で歩いていく、だからついてこい、いい未来を見せてやる、みたいな顔だった。そう、すごく頼もしかった。完全なる主観ですけど。去年の春よりも冬よりも、ずっと大きくなったように見えた。

他の曲でもばしばしキメ顔したりウインクしたり、かっこつけることへの振り切れ方がまた1つリミッター外れたみたいにも見えた。かっこつけることをかっこいいと本気で思ってるようだった。ちょっと恥ずかしい、とかいう感情が全然見えなかった。かっこいい。最高。

そして踊りがまたキレキレで、こんなにすごかったっけ?って何度も思った。SHE IS MY…も、CAFEコーナーのメドレーも、FIRE BEATも、凄みがすごかった。リューンで踊りはそんなにやってないはずなのに、なんでこんなに違う人みたいにかっこよく踊れるようになっているの?という感じだった。

なかでもやっぱりSHE IS MY…が最高で。余韻であんなに震えてあとからじわじわ涙が出てくるなんて初めてだった。あの曲の世界観の中で歌って踊るじょうくんがかっこよすぎて、これもまた比喩ではなく震えた。自分のパートを歌ってるときはもちろん、大橋くんのパートに合わせて踊るのもほんっとうにかっこよかった。顔も、力強い眼差しも、甘い声も、髪をかき上げる仕草も、キメキメで踊る手足も、すべてがしぬほどかっこよかった。かっこよかったことしか覚えてない。




そして以下、かっこいいと思った丈くんと好きだと思った丈くんと諸々の個人的メモ。文末には「かっこいい」「かわいい」「好き」のどれかが省略されてると思って読んでください。


・関西アイランド、出てきて楽しそうに眩しい笑顔で歌う丈くんがいい顔すぎて登場3秒で今日のチケ代分終わったと思った。
・アウトロをぱぱっぱーって口ずさんじゃうところ。
・この曲かS&Sで大橋くんとハイタッチ。リチャとなんか勝負もしてた。
・離さないで、愛。今年は去年よりもう少しすっきりした大人な感じな気がした。今回何度も思ったけど、大人の男の人でいるのが当たり前の顔だった。急に大人の顔に切り替わると言うよりも、それが自然な顔に見えた。要するにしんどい。
・途中でこじけんと何かしてたね?丈くんの顔は見えなかったけど、小島さん笑ってたから何かしてたんだろうな。
・S&Sとしずまいは書いた通り。亡霊になってしまうからどうかしずまいは映像化してくれください。

・koc、リチャに向かってピストル撃つキメ顔。ソロパートの声。
・24/7で2と4を手で作る。手がかわいい。考えることもかわいい。リズムの関係で7のときに4って作ってたけど。
・RTTの大吾くんと向かい合わせ腰振り。
BOUNCEのキレッキレのダンス。足。スライディングの振り。
・カップスタッキング。大吾と大地と3人で成功した時のどや顔、2人ともやるやん、みたいな口をとがらせた顔。かわいい。
・コップの水を飲む気怠げな仕草。口を覆う手。髪を掻きあげる仕草。
・椅子に立って下にコップの中身を溢すときのわるい顔の色気。(後にこの溢した水は今江くんが飲んでくれていたと知った)
・後ろでのカップス1回目はちょっとだけ失敗。でも2回目の赤いカップは成功。よっしゃーーって聞こえてきそうな顔してた。
・BIG GAMEの誘う手、両足をぐわっとするジャンプ、綺麗な脚上げ。


・ばあや~♡の緩んだ声と顔。
・大工さんの恰好でタオル巻いてよく見える顔。
・頭にタオル、首に手ぬぐいを巻いて、白タンクトップにボルドーの腹巻、白黒の細いボーダーみたいな半纏にベージュのズボン。靴は黒かった気がする。
HEPのクジラは自分が作ったというボケ。なんのためにあるんやろな。
・ばあやが座るの手伝ってあげたり、細かく気を使ってあげたりするところ。
・ばあやたちが「金返せ」って言われるの聞いて困ったなあって顔。
・ばあやの側転を補助して、ばあやにお姫様抱っこされてからの回転させられて最後は何とも言えないキメ顔。
・飛んでいったばあやの眼鏡を探してあげる理くん。

・どうしたらお客さん来てくれるやろうなあって相談聞いて腕組みして考える顔。
・だけど大吾くんがぜんざい屋さんの新サービスの説明始めたあたりから、このあとモノボケの流れが来るって分かってるからなのか笑いを抑えきれなくなってた。口元ゆるゆるだった。
・「誰かやってもらってもいいですか?」にいやーって顔して顔背ける。
・生首みたいに取れたの見て「なまくび」ってつい呟いちゃうところ。
・龍太くんと康二と3人でじゃんけんってなったときの「よっしゃー!」が悪ノリしてる子どもだった。
・男気じゃんけんに負けて、「やりたかったー」って棒読みに言いながらほっとしたように柱をさする手。
・若干下ネタな龍太くんのネタに苦笑い。
・龍太くんのネタで笑う客席に「今日のお客さんはみんな変態や」って言うばあやにしーってする指。
・大吾くんがモノボケを振られたあと「丈が一緒にやってくれるから」と言った龍太くんにもーって顔をくしゃっとさせて笑う。
・大吾くんと一緒にやるってなって、どうしようかなって考えるあの顔。
・終わって大吾くんから「ありがとう」って言われる、エンドレスのやっぱり微妙な距離感とてもよかった。ナイスエンドレス。

・アリバイのときは半纏脱いで白タンクトップ。手ぬぐいは取って代わりに腹巻をスヌードみたいに巻いてた。
・ずっとポケットに手つっこんで顎しゃくらせてイキってる。
・喋り方の癖が強い。
・ちょーーー胡散臭くて鬱陶しい。顔のうるささも加わって最高にうざったい(褒めてる)。
・アリバイに使った「学習発表会」の単語。
・「小学生だし。お前脳みそないんじゃねぇの?」のうざさ。
・まだできないって散々言ったくせに振られた瞬間切り替わる顔。
・康二を背中に乗せてハイハイする丈さん。
・おもむろに始まる三方礼。
・タンクトップから見える鎖骨のほくろが最高。
・小島に「変な服着てんなあ」って突っかかりながらすごいおっさんみたいな歩き方して捌けてった。

・泥棒正門さんが捕まえられて、指名手配の写真が缶バッチの写真で。「売れ残ったら嫌やから」の台詞を聞いてせやなあって泣きまね。
・大西さんのロックダンスに合わせて足だけキメる。
・誰かの何かが決まって(見てない)何かのタイミングで「よっしゃー」
・ドタバタしてる間に机どかしたり襖なおしたり、細かくうごいてる国数さん
・右足のかかと浮かせてちょっと斜に構えたように座る。

・赤ピクミンなリチャとそれを弄る龍太くんのやり取りを楽しげに見る顔。
・「(龍太くんの)普段の行いが~」って言われるの聞いてんーって顔。
・泣きながらぜんざい配るばあや見ながら泣きまね。なのか笑いこらえてるのかわかんなかったけど口元緩んでた。
・なんかもうこのシーンずっと笑い堪えようと頑張りつつも堪えられてなくてわろてもうてたことある。かわいい。
・ばあやの最後に結局は吹き出してしまう理くん。
ピクミンとの子供ができてん、のばあやの報告にショックを受けて悲しそうな顔がかわいいofかわいいだった。


・メンバー紹介。バットで球打ってカキーンって飛んでいった球の行方を見届ける。
・FIRE BEATの腰、丈橋今リチャ4人で出てくるときの勢い、ヘドバンのときに床に突く手。この曲もまあキメッキメだった。ウインクきめたり腰振ったり、振り切れてた。
・ドラムの佐野くんのところに行って一緒に歌って頭振ってた。
・本編終わりの大吾くんの挨拶聞きながら上のほうの客席見上げたときの良い表情。ふわーっと嬉しそうに笑った顔。大好き。

・アンコールのHAPPY。ずーっと上のほう見て嬉しそうに手振ったり指差したり。
・左側耳かけしてたよね?かわいかったよね??
・2階の最前、誰かの家族だったのかな?リチャと見つけて手振って、そのあと大橋くんと今江くんも呼んで4人で手振ってた。
・最後は大橋くんと佐野くんと3人で熱唱。

・ダブルアンコは階段上のほうで登場して、ほとんどの人が下に降りていく中そこからまだ上の段に上がって、ずーーっと階段の上から手振る丈くん。そうだよね君はそういう人だったよねと思った。そういうところが好きなんだったと思った。
・そして「君も君も君も」で上手下手真ん中って指して客席みんなを「君」にしてくれるところ。
・今日もきっちり最後まで、「ありがとうございました」と言ってからのお辞儀。
・最後まで客席上のほう、奥のほうを見る顔が本当に眩しくて大好きだった。




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知ってたけど、全部が好きな丈くんだったなーーー
とっても楽しかった。大好きな丈くんを見れて幸せだった。

夏の少年たちで見つかって主演に抜擢された秋に、クリパ、あけおめ、東京での稽古を経て18公演リューンで主演を務め上げ、間には目標だった野球のお仕事だって掴んだ冬。3列目の逆襲という言葉がぴったりな躍進を見せて、また3列目へ戻っていった松竹座の春。

だけどそれでも、リューンの千秋楽でも思ったように、世界の主役は丈くんだと思った。リューンが終わって、次に丈くんの話をするときの記事のタイトルはこれしかない、とずっと思っていて、その気持ちは春松竹での丈くんを見ても変わらなかった。

俺を見ろ、とでも言うような顔をしてステージに立っていた丈くんは、本当に眩しくて、頼もしくて、かっこよくて仕方なかった。

主役の丈くんが、これからどんな物語を描いていくのか本当に楽しみ。
「俺が主役!」みたいな顔してステージに立つ丈くんを早くまた見たい。


その日まで、ほなまったな!!