春が空から降ってきた

ミルクティーみたいな君へ

やすいくんの好きなところ10こ

フォロワーさんからのお盆休みに出されたお題。
「やすいくんの好きなところを10こ挙げる」
そもそも私は学生で、お盆休みも何も毎日が夏休みだったけど、便乗してtwitterにやすいくんの好きなところを10個羅列してみた。それが下の10の言葉たち。


【やすいくんの好きなところ】
大きな黒目/かわいい前歯/くしゃっとした笑顔/きゅるんて効果音が似合う仕草/メルヘンな言葉のチョイス/時々の失言/ゆったりとした柔らかな動き/冷たくて噛み付くような猟奇的な表情/全身から発せられる優しいオーラ/芯の部分を見せてくれないところ



それから約10日。その間色んな方が、やすいくんはもちろん、はぎやくんやみゅうとくんの好きなところを10個、大きな文章としてしたためているのを見て、私も単語の羅列をもう少し噛み砕いてみようと思って、この記事を書くことにした。思いのほか時間がかかってお盆休みはおろか、サマステまで終わってしまってどうするよ?って気にはなったものの、せっかくだしちゃんと言葉にしておこうと思って最後まで書き上げた。

ということで、やすいくんの好きなところについてお話します。



1.大きな黒目
黒々として吸い込まれそうな目。可愛い大きな目。ときどき虚ろになる目。どこを見つめているのか分からなくて怖くなる目。楽しそうにキラキラしている目。優しくペンラの海を眺める目。色んなものが詰まっているように見えるあの目は、とっても儚くて綺麗。だけどとっても怖い。恐る恐るその目を覗くと、いつも違って見える。万華鏡のように、キラキラとたくさんの面を見せてくる。やすいくんのそんな目は、なかなか掴めないやすいくん自身の象徴のようにも感じられる。気付けば見つめてしまう、魅力的な目だ。


2.かわいい前歯
私は前歯が好きだ。この項目だけなんか違うテンションでお送りしているけど許してほしい。前歯に愛着を覚え始めたのは安田くんを好きになった時からで、笑った時にちょこんと見える前歯は最高に可愛いと思ってる。やすいくんの可愛い前歯の写真だけ集めた「まえば」って写真フォルダがあるくらいには好き。げっ歯類みたい。あれで食べ物を齧っていると想像するだけで堪らない。でも知覚過敏でアイスみたいな冷たいものは齧れないとかだとなお良い。チャームポイントの1つとしてやすいくんには認識していただきたいと常々思っている。


3.くしゃっとした笑顔
可愛いに尽きるあの笑顔。楽しそうにしている姿が好き。可愛らしい顔から生まれるあの笑顔がたまらない。そもそもやすいくんは可愛らしい顔をしている。小さく丸みを帯びた輪郭に、くりっとしたまあるい目。スッと通った鼻筋に、綺麗に整ったくちびる。それらが絶妙に配置された可愛らしい顔。その顔で笑うのだ。可愛くないわけがない。ちゃんと男の人なんだけど、女の子も顔負けの愛らしさで笑うのだ。ふっと頬が緩んでしまう。心が温かくなる気がする。後ろからは燦々と明かり射しているように見える。それは、決して神々しく後光が差しているような情景ではなくて、暖かく周りを包み込むようなお日様の光が降り注いでいるような情景。そんな明るくて太陽のような笑顔。その笑顔は、私にたくさんの幸せをくれる。たくさんの人を幸せにする。


4.きゅるんって効果音が似合う仕種
笑顔に引き続き、やすいくんはやっぱり可愛いをたくさん持っている。それは外見だけでなくて仕種にも当てはまる。萌え袖。ボディタッチ。上目遣い。ちょっと大げさな動き。顔に添えられる手。袖をくいっと引っ張る指先。ちょっと背伸びをしてみるつま先。挙げてみればきりがない。スクールカーストの頂上に君臨して良そうな女の子。爆モテDKの女の子バージョン。そんな言葉が似合う数々の仕種。一歩間違えば「あざとい」と一蹴されてしまいそうな仕種たちだけど(実際「狙ってるな、あざといな」って思う瞬間もあるけど)、でもやっぱり可愛くて、ニヘラって笑いながら見てしまう。そんな仕草にはきゃ行が似合う。「きゃんきゃん」「きゃぴきゃぴ」「きゅんきゅん」「きゅるん」って効果音が似合う。時々見える。

だけど、それらの仕種をしているのは確実に男の子なやすいくんで。性格や発言に男の子らしさが表れているのは言わずもがな、いくら小さくて丸いフォルムをしているとはいえ、袖から覗く手はちょっとごつごつしているし、可愛らしい顔からちょっと目線を降ろすと、そこにはのど仏がある。当たり前だけど、そこにいるのは男の人だ。そんなアンバランスさを越えて、やすいくんは可愛らしい仕種を魅せてくる。


5.メルヘンな言葉のチョイス
やすいくんの言葉選びのセンスは素敵だ。それまでは「優しくてかわいい人」だったやすいくんに対して、「あ、この人面白い人だ」と私に思わせるきっかけだった。『いつか銀テープ降らせるから』『頭の中に小さい俺がいて、いっぱいいろんな引き出し開けてる』。言葉遣いに独特のセンスがあって、それらは文字に起こしても素敵な言葉たち。やすいくんが喋ったって知らなくても、面白いなって思える響きを持った言葉たち。私は本を読むことが好きで、言葉の引き出しが多い人とか、変な言葉の引き出しを持っている人が好きだ。その言葉を思い付ける感性に感動してしまう。やすいくんの言葉のチョイスに対して、「メルヘン」と頭に付けたのは、それらの発言がやっぱりどこか可愛らしいなと感じてしまうからだ。

比喩や情景描写が上手な人は、きっとものごとをよく見ている人だ。そしてそれを、今まで自分が見てきた別のものごとと結びつける力の強い人。やすいくんは、こちらが思いもよらない線で、情景や想いと自分の言葉を結んでくる。分かりやすいけれど、ただ単に平易な言葉づかいではない。幼い言葉づかいでもない。「そこにその言葉を使うのね」ってびっくり箱を開けたような気持ちにさせる、そんなセンスに富んだ言葉を使う人だと思う。それはきっとやすいくんが、普段から周囲をよく見て自分なりに解釈して、整理しておける頭のいい人だから。そしてひゅんって想いと言葉を繋ぐ瞬発的な発想力を持った人だから。

言葉は、自分や自分の感じたことを表現する手段の1つだ。やすいくんが内側で感じたものが外に運び出される1つの器であり、私たちがやすいくんを紐解くための1つの手段だ。やすいくんの考え方が面白いなって思えるのは、やすいくんがその考えをやすいくんの言葉で表現してくれるから。それは、考え方自体が興味深いのか、言葉遣いが興味深くしているのか。それを考え始めると、やすいくんの話を越えて哲学的な話になるから一旦おいておくけど、とにかくやすいくんの言葉遣いは素敵だ。言葉をこんなにも面白く使いこなすなんて、もっともっとやすいくんの言葉を聞きたくなるしかない。惹かれるしかない。


6.時々の失言
やすいくんはよく口を滑らす。1つ前の項目で散々やすいくんの言葉は素敵だと言っておきながらも言う。やすいくんは失言も多い。でも私はそんな失言を聞くと、やすいくんの「ほんと」が見えた気がして、もっと聞きたくなる。
そもそも何を持って「失言」とするかは文脈による。話し手の置かれている状況による。やすいくんにとっての「失言」はきっと、「アイドルらしからぬ言葉」を指す。それは例えば、危ない性癖の端が見えるような言葉だったり、女性の影がちらつく発言だったりする。ファンに夢を見せるアイドルとして、ご法度だと思われる言葉たち。

私はやすいくんに、アイドルであることを求めていない。常々、アイドルだから好きになったわけじゃないと言っている。アイドルだから見ることのできた、知ることのできたやすいくんの魅力はたくさんあると思うけど、それは結果論でしかないと思っている。一人の男の人である「やすいけんたろう」って人に惹かれていると思っている。

やすいくんの失言が好きなのは、だからなのかもしれない。きっと、普段見ているやすいくんがつくった、「アイドル 安井謙太郎」とは違う、ただの、「ほんと」のやすいくんを垣間見ることができた気がして、わくわくぞくぞくしてしまうのだ。禁忌を犯して、アイドルではないやすいくんを覗くことができた気がして、背徳感と共に嬉しくなってしまうのだ。そんなふうに、失言として秘密を落としていってくれるところが好きだ。それがたとえアイドルとして致命的であったとしても、私はどうしても好きだ。


7.ゆったりとした柔らかな動き
やすいくんには、柔らかいって言葉が似合う。それは普段の仕草や踊りから見えてくる言葉。女性らしさが感じられる動き。しなやかに、しなるように踊る。歌う。そしてそれらの動きに緩やかな微笑みが加わる。はっと息を呑むような美しさを湛えた柔らかさがそこに生まれている。それはまるで愛情が滲み出ているようで、時折泣きそうになってしまう。

柔らかいと言えば、やすいくんにはひらがなが似合う。硬くてシュッとした直線的な漢字よりも、優しくて丸みを帯びた曲線的なひらがなが似合う。やすいくんの名前を打つとき、私はいつもひらがなを使うのはそのせいだ。そして私は「やすい」という名字の響きがすごく好きだ。それにすら温かみを感じる。柔らかなヤ行の「や」に、爽やかに抜けるサ行の「す」、そして最後にどっしりと受け止めるような母音の「い」。謙太郎って漢字に込められた素敵な意味を知ってもなお、ひらがなで「やすいくん」と書き続け、呼び続けるのはそのせいだ。
「名は体を表す」とはよく言ったもので、やすいくんは名実ともに柔らかさをまとった人だと思う。


8.冷たくて噛みつくような猟奇的な表情
やすいくんは、光が消えたとはまた別の、暗くて冷たい目を見せる。それはスイッチが切れた時の真っ黒な虚の世界をではなくて、「暗い」「冷たい」ってスイッチを押して作った目。ゾクゾクするような目。私はやすいくんに男性性を求めていない。だから、エロさや扇情的な仕種を見せ場としたような、目線だったりダンスだったり絡みだったりにはあんまり惹かれない。だけど、あの冷たくて暗い目には惹かれてしまう。いつもの柔らかさが消えた、キリキリするような鋭さ。やすいくんが抱えているかもしれない闇が見えるのとも違う。「冷たくて暗いやすいくん」をやすいくんが見せてきているようで、それはあまりにも鋭利で。でもそれは確実に作られただけのものに見えるから、そういう表情をすることでやすいくん自身がその鋭利さに傷付いていることはないってどこかで安心できる。そうした作品としての冷たくて猟奇的なやすいくん。

ギャップに惹かれてるのかなとも思っていたけど、多分普段との違いよりも、ただただ「冷たい」ってところに惹かれているだけな気がする。器の大きさとかに見える人間的な男らしさとも、性的に魅せられた男性らしさとも違う、カッコイイとか綺麗っていう「冷たい美」を見せられている感覚。そんな噛み付くような表情。


9.全身から発せられる優しいオーラ
やすいくんを好きになったきっかけは、彼の優しい1つの行動だった。やすいくんは、温かい優しさを振りまく人だと思っている。もう雰囲気が優しい。春の昼下がりのまどろみ。甘いミルクティー。触り心地の良いタオル。陽だまり。そんな言葉を連想させる人だ。「慈愛」とか「母性」って言葉が似合う、優しくてキラキラした人。見ていると優しい気持ちになって、なんだか頬が緩んでしまう。私はそんな優しいやすいくんが大好きだ。

だけど優しいっていうのは、無個性と紙一重だと思う。何でも受け止めるのは優しさではなく、打ち返すのを放棄したその人らしさの見えない行動とも言える。優しさと称して自分を殺して多くのことを許すことは、自己主張を放棄しているとも言える。
だから、優しい人は埋もれてしまう。誰からも怒られない代わりに、目立たない。印象に残らない。優しさは上手く使わないと、無個性になりかねない。優しい子は、いい子だと褒められる。だけど、本当にみんなから可愛がられるのは、ちょっとやんちゃで手の掛かる子だ。周りから構ってもらえるのは、不器用でちょっと落ちこぼれた子だ。平均点よりちょっと上で、優しい良い子は、思い出したようにしか触れられない。

万人から受け入れられることはもちろんだけど、それより何より目立ってなんぼ、記憶に残ってなんぼの勝負をしているアイドルにとって、「優しい」というのは不利に働くのかもしれない。優しくあることは、綱渡りみたいなものだと思う。長所と無個性の狭間で常にぐらぐらとしている不安定な足場を、上手く渡りきれないとアイドルとして死んでしまうという怖さと戦いながらさまよう行為。

目立つような満点は取れないけど、平均点以上なら取れるやすいくんにとって、そんな優しくあるということはどう解釈されているのかとっても気になる。やすいくんのパブリックイメージは「優しい人」だと思っているし、実際最近ジュニアの子たちといるのを見ると、年上なこともあって「優しいお兄ちゃん」キャラであると思っているんだけど、そうあることに対して、やすいくんはどう思っているのかなって。自分を作って見せることをしっかり考えているように見えるやすいくんにとって、それは武器だと思えるものなのかな。

私はやすいくんの優しさは、武器だと思ってる。じゃなきゃ、優しい人だからって理由でやすいくんのことを好きになってない。やすいくんの優しさは爪痕を残す。暖かさと柔らかな光を人の心に灯して、そこにやすいくんがあったことを残していく。それは、やすいくんが優しさの意味をはき違えていないからだと思う。ただ器が大きいだけじゃない。ただ気が利くだけじゃない。周りをよく見て、聡い頭で状況を判断して、相手のことを考えて、その結果生まれる行為に「優しい」って言葉が当てはまるだけなのだ。
そんな優しさを持った人だと思う。


10.芯の部分を見せてくれないところ
私がやすいくんから離れられないのは、きっとこれが理由。失言を落として自分を覗かせたようで、見れば見るほど、「ほんと」のやすいくんはどこ?って思わされる。上手に優しさに身を包んで、かくれんぼをされる。隙を、綻びを見せているようで、実は何も見せずに「安井謙太郎」を演じているように見える。
本当は、「ほんと」なんてどこにもないことを知ってる。誰も知らないし存在しない。私に見えているものが私にとってのほんとであって、虚構の世界を生きるアイドルを享受していくには、見えているものを真実だと思うしかない。やすいくんが私たちに魅せてくれるものが全て。それ以上でも以下でもない。それは分かってる。だけど、どうしてか、やすいくんには「ほんと」を見せてほしいって思ってしまう。どこかに「ほんと」があるって思ってしまう。ずっと追いかけっこしたいと思ってしまう。

芯の部分を見せないことは、アイドルを全うすることと同義だと思う。キラキラとした夢を売る仕事。自分をどう見せるべきか、どう見られたいかを考えた上で自分を演じる仕事。それがアイドルだと思う。それを全うする姿が素敵で、好きだと思っている人もいる。
だけど、やすいくんの好きなところとして「芯を見せないところ」を挙げているのはそういう意味ではない。「今見せてるアイドルの奥に、別の僕もいるんだよ、見てみたい?」って誘いこまれているような気がして、でも決して見せてくれない。そうやって翻弄されながらも、いつまでもやすいくんを探し続けたいと思わされる。どこまでも計算されているようで、実はその奥にいるのは、ただの1人の男の人のようにも思える。そんな掴みどころがないままに、掌の上で転がされるのが面白いから、芯を見せてくれないところも好きだと思ってしまう。

やすいくんは、楽しい!とか幸せ!っていうたくさんの正の感情とエネルギーをくれるとともに、1人の人としてその生きざまをまるっと見続けたくなる面白さを含んだ人だ。見ていて受動的に幸せを受け取れるだけではなくて、自分から能動的に動いて、考えて、もっともっと知りたいと思わされるから、どこまでも嵌っていってしまう。それがやすいくんに惹かれてやまない大きな理由だ。





以上、好きなところ10こでした。
後半はやすいくんの話をしてるんだか、なんの話をしてるんだか…よく分からなくなってしまったけど、やすいくんについて考える時に一緒に考えてしまうこともつらつらと書いてしまいました。
ほんとは、やすいくんのここが可愛い!ここが好き!きゃーー!!みたいなテンションの記事にして楽しくやすいくんのお話をするつもりだったのに、いつものように偏見妄想交じりの重ためな記事になってしまいましたね。お決まりですね。


やすいくんは可愛いし、軽率に騒げるような魅力がたくさん詰まっているだけじゃなくて、考えれば考えるほど面白い人で、この人以上に追いかけてみたいと思う人はいないわけで。ほかの方が書かれたやすいくんの好きなところ記事を持ち寄って、考察会を開きたいくらいには、いつもするりと逃げられてしまう人なわけで。

そうして「楽しい」とか「幸せ」とか「面白い」とか、いろんな感情や言葉をくれるやすいくんが大好きです。