春が空から降ってきた

ミルクティーみたいな君へ

運命的な黄色い五叉路

続いてチーム覇のお話。
ちなみにやすいくんのお話はこちらでしています。maaaay55.hatenablog.com



やすいくんは、チーム覇の大技を任されていました。

台に上り、マイクから聞こえる息遣いを聞いて、不安になって緊張しているやすいくんの姿を見て、私まで、これまでにないくらいドキドキしました。
心臓を人質に取られたような感覚だった。「力をください」って言われて、こんなに頑張れって願ったことなかった。
でもやすいくんは、1回目2回目も、バンクで跳ぶのをやめて転んだ。


どのチームだって、生の演技を見せる中で失敗はつきもの。
チーム覇の前のチーム我だって、何度か失敗していました。でもやすいくんの失敗は、他の失敗とは少し違うと思うのです。

パフォーマンス後のMCでやすいくんは、この時の失敗のことを、
「100%じゃなきゃ跳べないから、転ぶしかない。」と言いました。

それは跳ぶ直前に自分でダメだと思ったら、跳ぶのをやめるということ。
跳んでみて失敗した、という結果を受け止めるのではなく、跳ぶ前に自分で自分に失敗を認めさせるということ。
目の前には信じて待っている仲間がいる中、一足先に失敗したのだと認め、無様だとわかっていても転ぶしかないということ。


やすいくんの失敗は、みんなと一緒に見える「結果としての失敗」ではなく、一人で引き受ける「選択した失敗」だったのではないかと思うのです。


それでもやすいくんは、「もう1回やっていい?」と切ない声で言いました。無様に、露骨に、失敗や緊張や不安を大勢の前に、仲間の前に晒してもなお。
なんて強い人なのだろうと思いました。やすいくんの中にある芯やプライド、そんなやすいくんを支える覇の4人がいてこその、3回目の挑戦だったのかもしれません。

そして成功した3回目のジャンプ。嬉しくて思わず泣いてしまいました。良かったねって、おめでとうって何度も呟きながら。
その時心の奥で、「ああ私、やすいくんのこと本当に好きになってたんだな」って思っていました。



チーム覇は最高で最強のチームだと思っています。

いつも「ぎゅっ」としていました。ぎゅっとしてるって表現がすごくしっくりくるチーム。
みんな仲良しで、お互いがお互いを信じて支えているチーム。絶対に優勝してほしいと思っています。


練習風景を見ている中で、チーム覇に対してもっとぶつかり合えよって思ったこともありました。それは私が、対照的なチーム我のことが好きすぎたせいもあったと思います。
お互いに厳しいことも言い合って、粗削りな部分もさらけ出してぶつかり合うチーム我。
練習の中で、少年漫画のような熱さと爽やかさを見せてくれる、圧倒的な力を魅せてくるチーム我。
見ていて本当に清々しくて、気持ちよさを感じていました。

それと比べるとチーム覇は、優しすぎてもどかしいと思うこともありました。罵声や怒号が飛ぶことなく、優しすぎるとじれったく思っていました。でもそれは私の思い違いで、チーム覇は柔らかくぶつかり合うチームなだけでした。チーム我とは違って叱るのではなく、アドバイスをして、支えて、手を差し伸べることで、「みんなで」前に進もうとしているだけでした。
チーム我が原色なら、チーム覇はパステルカラー。
どちらも勝ちたい気持ちは同じで、上を目指す熱い気持ちは同じで、でもその表現方法が違っただけでした。


「君たちチームだろ?」と先生に言われて、カフェに行ったエピソードはチーム覇ならではなのかなと。

敬語を禁止にして、9歳も年下の子に「謙ちゃん」と呼ぶように伝え、仲良くなろうとしたやすいくん。
仲良くなれば、それだけ練習は楽しく明るくなる。
親しくなれば、それだけ言いたいことが言い合えるようになる。
距離が近くなれば、それだけ踏み込める領域が広くなる。

そうすれば、5人の共有部分が増えて、それがそのままチームとしての形になる。
そんな思いが込められた、やすいくんの行動だったのではないでしょうか。


裏側の5人の気持ちは分かりませんが、ステージで見た、宮近くんが掛ける明るい言葉の数々、ヘルメットをこんこんっとするやすいくんの行動、大技に臨むやすいくんに「謙ちゃん」と呼びかけて励ます4人の声からは、そうしてできあがった素敵なチーム覇の姿を感じました。


「みんなありがとう」ってぎゅっと抱き合う覇のみんなを見て、大好きだよ、絶対優勝しようね、と思ったのでした。
瓶に閉じ込めて、いつまでもとっておきたい、きらめきを感じたのでした。
そして、そんなチームの中にいるやすいくんが、怪我することなく、4人と一緒に肩を組んで優勝へと歩めることを願っています。




少しずつ変わり始めるであろう、2日目の覇公演の前に書きあげられて良かったです。間に合いました。
次にやすいくんを見に行く日まであと20日もあるので、間が空いた後に、この記事とどれだけ違った感想を持つのか、それも楽しみです。